羽毛ふとんが出来るまで羽毛の処理
新しい羽毛の場合
- 羽毛ふとんの生地裁断
お客様のご注文に合わせて生地を選び、裁断いたします。
もちろん裁断は、お客様のご希望のサイズに合わせて、シングルサイズ、ダブルサイズはもちろんベビーベッド用からキングサイズまで丁寧にお造り致します。
- 布に線引きをする&マチをつける
A 後で「マチ」を付けるために線を引きます。
もちろんこれも手作業です。おふとんは直接身体に触れるものですから、やはり、ひとつひとつ丁寧な作業が必要です。
B その後手作業でマチをつけます。この作業は職人の技が必要とされ、未熟ですとうまく(真直ぐ)にマチがつけられません。
- 布の縫製
熟練された職人さんの腕で布を縫っていきます。未熟な人ですとシワが出たりします。
- 検針
その後、機械から出てきた綿は製品としての品質を確認した後束ねられていきます。
- 羽毛のゴミ取り
羽毛は輸入品が大半。国内で一度洗浄した後、もう一度こちらで不純物を取り除きます。同時に50℃近辺の温度で殺菌をしながら静電気の防止もします。
天井のパイプを通って羽毛が備蓄タンクへと運ばれます。
ブランドごとにタンクは分けられています。この間は密閉ですので、もちろん不純物は入りません。
しかし、ここで更に羽毛の検針をします。
リフレッシュの場合
-
生地から中身の羽毛を取出します。
- 解し
機械にかけ、丁寧にほぐしていきます。
この時、細かいほこりや毛などの不純物も取り除かれます。
- 一枚ごとに洗浄します
ほぐされた綿は機械で薄く伸ばされ、折り畳まれた後、お客様ごとに梱包されます。
- 除塵
細かくなった繊維(ファイバー)を取除きます。 - オゾン殺菌
オゾンパワーで殺菌します。
これで羽毛は初めに製造された状態とほぼ変わらなくなりました。
- 羽毛の補充
厳選されたホワイトグースダウンを補充しますので、ボリューム感が損なわれる事はありません。
お預かりしたおふとんは他の製品と混入しない様全て一枚ごとに管理しています。
羽毛ふとんが出来るまで羽毛の投入〜完成まで
- 羽毛の投入
マスのひとつひとつをコンピューターで制御しながら、羽毛を投入していきます。
- 口を閉じます
細心の気配りでここまで作業を行なってきましたが、この生地の口閉じ作業でいよいよ「おふとん」らしくなってきました。
ひとつひとつ丁寧な作業が私どもの自信でもあります。
- 検針
さて、ここまで様々な作業を職人さんの技と共にご紹介してきました。
ついに羽毛ふとんの完成です。・・・しかし、やはり最後は「検針」です。お客様に安心して頂くための大切な作業です。
そして、こうして作られた「羽毛ふとん」は、工場からお店へ、そしてお客様のお手元に届きます。
いかがでしたでしょうか?私どもでは、安全性と快適性、そして熟練の技を誇りに、より快適な安眠をお届け致します。
羽毛ふとんの生地はしなやかであればある程、体とおふとんが密着し、暖かさを逃しません。
また、高級なものほど一本一本の繊維が細かくしなやかなものとなります。素材は綿が多いのですが、絹を使用したものも有ります。マチをつける事によっておふとんと身体が密着暖かさを逃しません。
また、より密着性を高めるため、肩口のマス数を増やしたり、両サイドのマスの幅を細かくしたり、上下二重構造にしたりと様々な工夫が凝らされています。