おふとんのお手入れ

綿わたふとんのお手入れ

  1. 天日によく干しましょう。
    紫外線による殺菌除湿効果があります。
    ただし、色あせの現象もこの紫外線によるものですので、注意が必要です。
  2. 強く叩かないで下さい。
    中わたの繊維が切れてしまうので(いくら叩いてもホコリが出てくるのはこのためです。)
    強く叩くのはおふとんに良くありません。
    しまう前に軽く表面のホコリを落とす程度にしましょう。
  3. 収納の際には圧縮しないで下さい。
    スペースを確保したいからといって圧縮袋等の使用はお薦めしません。
    羽毛のおふとんほどではありませんが、わたのおふとんも長時間圧縮しておくといくら日に干しても元には戻りません。
    やむを得ず、その様な状況下にあるおふとんも打ち直しをする事により、ふっくらしたおふとんが蘇ります。
  4. 快適に使うには3~5年に一度打ち直しをお薦めします。
    敷ふとんは、1日8時間もの間、何十kgもの重さに耐えています。
    目安としては3年くらいで打ち直しをするのがベストかと思われます。
    もちろん、中わたの質やお使いになる人の性別、年齢によって快適にお使いいただける期間は全く異なります。
    掛ふとんの方が体の上に乗っているため、傷みは少ないのですがそれでも5年くらいが打ち直しの目安でしょう。
    クリーニングも可能ですが、ふっくら感を蘇らせる点では打ち直しの方がベストです。
  5. 羽毛ふとんのお手入れ

    1. ご使用になるときは

      羽毛のおふとんと体との間に厚手の毛布などを使うと、
      羽毛本来の体温を逃がさないという効果が得られません。羽毛のおふとんは直接体に触れるようにお使い下さい。
      また、おふとんのいたみや汚れを防ぎ、いつまでも清潔に使用するために、掛カバーのご使用をお勧めします。
      羽毛は、針先ほどの小さな穴からでも飛び出しますので、取り扱いは丁寧にお願い致します。

    2. おふとんを干すとときは…

      週に1度くらい、風通しのよい日陰に干して下さい。日干しする場合は、午前10:00~午後3:00ぐらいの間に2~3時間おふとんをできるだけ表と裏を平均にお干し下さい。
      また、生地の劣化や色あせを防ぐため、カバーを掛けたまま干しましょう。取り入れる際は、おふとんを強く叩かず、ホコリをはらう程度にして下さい。羽毛が飛び出す原因になります。

    3. おふとんをしまうときは…

      小さくたたんで軽く押え、湿った空気を押し出し、日干ししてください。
      防虫剤をおふとんの間に入れ、密閉せずに(ビニール袋等に入れないで)シーツ等の通気性の良いもので包んでください。
      防虫剤は、臭いのつかないピレスロイド系をお勧めします。
      収納は、押し入れの上段など、なるべく湿気の少ない所に保管して下さい。

    4. 汚れたときのお手入れは…
      必ずカバーを使用して下さい。汚れがひどく、クリーニングをされる場合は、アクアジェットクリーニング(おふとんの丸洗い)をお勧めします。

      リフレッシュ

      5~10年 羽毛ふとんをお使いになりますと、どうしてもふっくら感やボリュームが落ちてくる場合があります。
      そんな時は買い換えるよりもリフレッシュをお勧めいたします。詳しくはコチラをご参照下さい。

    5. カバー掛け替えのコツは…
      1.ファスナーを開け、カバーを裏返します。

      2.おふとんの裏(体に当たる側)を上にして広げ、裏返したカバーを裏側と重なるように上に置きます。

      3.四隅とその中間に出ているふとんのループとカバーのひもを結びます。

      4.カバーのファスナーの中に手を入れてふとんを引っ張り出すように裏返します。

      5.形を整えてできあがりです。

      羊毛ふとんのお手入れ

      羊毛のおふとんは残念ながら、日に干してもあまりめん綿ふとんの様にふっくらしません。
      打ち直し、側生地交換も技術的には可能ですが、新品自体が安価な為、5年程度ご使用後は処分した上で新しいものをご購入される方がベストでしょう。
      又、汚れ、臭い等はクリーニングによってサッパリします。