めんふとんが出来るまでわたの処理
新しいわたの場合
- 原綿を解し
新しい原綿をほぐします。
※原綿・・・インドやメキシコから輸入されてくる綿花の実を固めた物
- 不純物の除外
ほぐした原綿から、種などの不純物を取り除きます。 - 綿を伸ばす
種などの不純物を取り除かれた原綿はダクトを通り、機械によって薄く延ばされていきます。
- 束ねる
その後、機械から出てきた綿は製品としての品質を確認した後束ねられていきます。
打ち直しの場合
- 計量
お客様からお預かりしましたおふとんの生地を剥がした綿の目方を計ります。
もちろん他のお客様の綿と混ざらない様、1枚づつ細心の注意を払って作業しております。
- 解し
機械にかけ、丁寧にほぐしていきます。
この時、細かいほこりや毛などの不純物も取り除かれます。
- 伸ばし~梱包
ほぐされた綿は機械で薄く伸ばされ、折り畳まれた後、お客様ごとに梱包されます。
めんふとんが出来るまで生地の用意〜完成まで
- 生地の用意
お客様のご希望のサイズの生地を用意します。
あらかじめお気に召された柄をやはり1枚づつ手作業で縫製しております。
標準サイズ以外でもご希望に沿って自由にお作りできます。
- 生地にわたを広げる
生地の上に綿を広げていきます。この時、生地よりも左右30センチほど広げておきます。
また、綿がおふとんの中で切れたり、隙間などできないように横に敷き詰めた綿の上に縦に綿を敷き詰めていきます。
その後、厚みの足りない場所に綿を足して、厚みを揃えていきます。
特に背中に当たる場所には厚みをしっかり足します。
これは、熟練の職人でなければ均一に出来ないものです。
- 綿の完成
生地に揃えて綿を折り曲げた後、再度厚みを揃えるため綿を足します。
最後に綿を一枚かけて、中の綿は完成です。
全て、手作業ですのでお好みの厚さに仕上げる事が出来ます。
- 生地に綿を入れる
生地に綿を入れます。4隅にきちんと綿が行き届くように丁寧に入れていきます。
- 縫製
開いている口を丁寧に手作業で縫っていきます。
その後、おふとんの生地に綿を馴染ませます。
- 綿の固定
生地の中で綿が動かないようにとじ糸で固定します。
標準サイズで掛ふとんで32箇所、敷ふとんで12箇所の糸とじをほどこしますが、閉じる場所も閉じる強さも全て職人が勘を頼りに仕上げていきます。
- 完成
飾り糸を取り付けた後、完成となります。